2020年に開催される東京五輪に向け、厚生労働省は受動喫煙対策の強化に乗り出している。そこで、生命保険の相談窓口を提供する「保険クリニック」が、20~60歳の喫煙者と非喫煙者に対し「タバコ」に関する意識調査を実施した。
 

■真っ向から対立

減少する喫煙場所について 
喫煙できる場所が少なくなっていることに対し、どう感じるか質問したところ、喫煙者の33.3%が「増やした方がよい」と答えたのに対し、非喫煙者では34.0%が「なくした方がよい」と回答し、拮抗した。ただ、今回の調査では喫煙者・非喫煙者それぞれ同じ数の人に聞いたが、全国の喫煙率が約20%(2016年JT調べ)であることを考慮すると、実際には喫煙場所の増加よりも撤廃を求める人の方が多いと推測できる。
分煙について 
飲食店での屋内喫煙は原則禁煙にしようという動きもあるが、飲食店・居酒屋などでの分煙が必要と思うか聞いたところ、「必要だと思う」と答えた人の割合は「喫煙者」で64.3%、「非喫煙者」で76.7%と、共に高かった。自身が吸う場合も、吸わない人に嫌な思いはさせたくないという配慮が感じられ、また、分煙しても良いから喫煙場所をなくさないでほしいという気持ちもあるのかもしれない。
 

■○○を求め…やめられない理由

禁煙のきっかけ 
喫煙者に禁煙した経験を聞いたところ、49.7%が「ある」と回答。禁煙しようと思ったきっかけを複数回答可で聞くと、最も多かったのは「健康のため」(48.3%)、次いで「タバコが値上がりしたから」(40.9%)となり、女性では「子どもが生まれたから」も多かった。また、タバコを吸う理由としては、「リラックス」「イライラ解消」などが多く、やめようと思ってもリラックスを求めてなかなかやめられない実情がうかがえる。
 

■許せないマナー違反

喫煙マナーで気になること 
非喫煙者に、喫煙マナーで気になることを複数回答で聞いたところ、トップは「歩きタバコ」(72.3%)、次いで「吸い殻のポイ捨て」(68%)、「タバコのニオイ」(58.3%)となった。「飲食店での喫煙」も4割以上おり、喫煙可能とされている店であっても、周囲への配慮は心がけたいものだ。また、喫煙できる飲食店や喫煙席に案内されることについて、非喫煙者の3割近くが「絶対行かない」(26.7%)と答え、「非常に抵抗がある」(17.3%)、「できるだけ避けたい」(41.3%)を合わせると8割以上が避けたいと考えていた。
 
皆が気持ち良く過ごすためには、吸わない人への配慮は欠かせない。愛煙家の方々は、周囲への気配りを忘れず、マナーを守って吸って欲しい。
 
 
◇ ◇ ◇
 
【調査概要】
調査方法:Webアンケート
対象:全国の20~60歳の男女600人(喫煙者300人、非喫煙者300人)
期間:2017年2月1日~2月6日
保険クリニック調べ
 
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    この記事をまとめると…

  • 喫煙者と非喫煙者で、喫煙場所の増加・撤廃、意見が2つに割れる
  • 喫煙者の5割が禁煙した経験があるが、リラックス効果を求めやめられず
  • 喫煙者の気になるマナーは、歩きタバコ、ポイ捨て、ニオイ
この記事を書いたライター
難波(WB編集部)
カープファン歴40年。脚本家との二足のワラジスト。
         

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