【第68回『おとなの事情』】

おとなの事情
 
今週は、イタリアで大ヒットを記録した『おとなの事情』を紹介します!


 

<あらすじ>

 
ある日、新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に手を焼くロッコとエヴァ、倦怠期のレレとカーロッタ、恋人にドタキャンをされたぺぺの7人が、ディナーで集まった。
 
おとなの事情
 
その席でエヴァは、各自のスマートフォンに電話がかかってきたらスピーカーにして全員の前で話し、メールが届いたら公開するというゲームを提案。詰め寄る女性陣に、男性陣は渋々承諾し、ゲームを始めるが…。
 
おとなの事情
 


様々な媒体で、本作はワンシチュエーション・コメディと紹介されています。確かに他人とのすれ違いや、ハプニングなど可笑しさが滲み出ている場面が沢山あるので、そのジャンル説明を否定はしませんが、僕は現代におけるホラー(恐怖)の要素が強い物語だと感じました。
 
おとなの事情
 
最近ではカップルが別れてしまう最も多いきっかけが、相手のスマホを覗き見する事だと言われています。個人情報の多くがスマホに凝縮されている中、パートナーに対して疑心暗鬼になりスマホを盗み見てしまう話は、正直僕の周りでもよく聞きますし、実はこの作品はパオロ・ジェノヴェーゼ監督の知り合いカップルの実体験から発想を得た物語なのです。
 
おとなの事情
 
仲間からグループメールで送られてきたメッセージが自分にだけ届いていないと知った時。妻が自分に相談もせず整形をしようとしていると知った時。愛人からのメールを読まれてしまった時…。人には知らなくていい事と、知らない方がいい事があるのです。
 
おとなの事情
 
イタリアのアカデミー賞に値するダビッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞と脚本賞を受賞した本作を、是非劇場で体験してみて下さい。
 
おとなの事情
 
◇ ◇ ◇
 
『おとなの事情』
2017年3月18日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
配給・宣伝:アンプラグド
URL:http://otonano-jijyou.com/
 
(C)Medusa Film 2015
 
<お知らせ>
◆「WB(ダブルビー)」サービス終了について

    この記事をまとめると…

  • 映画パーソナリティのコトブキツカサが、毎週オススメの作品を紹介
  • 今週は3月18日に公開されるイタリア映画『おとなの事情』
  • ワンシチュエーション・コメディと紹介されているが、筆者は現代におけるホラーの要素が強い物語だと感じた
この記事を書いたライター
コトブキツカサ
映画パーソナリティ。テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍中。映画の年間鑑賞数は500本!Twitter「@kotobukitsukasa」で検索!
         

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