【第51回『JBC』】

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今週は3歳牝馬によるGI『桜花賞』のトライアルレース、GII『フィリーズレビュー』が開催されます。桜花賞を目指して、数々の名牝がここを走ったなぁ、どの馬について書こうかなぁ…と考えていた矢先に、びっくり仰天のニュースが飛び込んできました! それは、「平成30年の『JBC競走』をJRA主催のもと、京都競馬場で実施」というもの。どういうことか、お分かりになりますか? 今回は、競馬ファンにはインパクト大のこのニュースについて、触れないわけにはいきません。というわけで、以前のコラムでも少し触れましたが、新たな挑戦に向けて動き出したJBCについて、あらためてご紹介します!
 
 

■地方競馬のお祭りデー!

 
JBCとは、11月上旬に行われる地方競馬のGIレース。同じ日に『JBCクラシック』『JBCスプリント』『JBCレディスクラシック』と、GIレースが3つも行われる地方競馬のお祭りデーなんです。最大の特徴は、毎年開催される競馬場が変わるということ。2001年の「大井競馬場」での開催から始まり、「盛岡競馬場」「名古屋競馬場」「川崎競馬場」などなど、これまでたくさんの地方競馬場で開催され、今年は大井競馬場で行われます。
 
地方競馬は、中央競馬に比べると優勝賞金が少ないのですが、JBCクラシックの優勝賞金額は2016年時点で8000万円! この金額は、地方競馬のレースとしては、年末に行われる『東京大賞典』と並んで最高額ということで、中央競馬からも強い馬たちがこぞって出走します。ちなみに、戦績はというと…やっぱり中央馬は強い! 過去16回行われたJBCクラシック全てで中央競馬所属馬が優勝しています。そして騎手に目を向けると、武豊騎手は5連覇を含み8勝という“JBC男”。騎乗馬も場所も変わるのに、開催数の半分も勝っているなんて、やはり凄い騎手ですね。
 
今年はどの馬が勝つか!?
 

■思い出のレース

 
そんな中、今でも忘れられない衝撃を受けたのが、2007年の『JBCスプリント』。当時私は中学3年生で、高校受験真っ只中。この年のJBCスプリントには、中央の重賞を数々勝っている「メイショウバトラー」や「リミットレスビッド」などが出走。私は「人気どころの決着になるだろうなぁ」と思っていました。ところが、塾の帰りに結果を見てびっくり! 地方所属の「フジノウェーブ」が、7番人気の低評価を覆し勝ったのです。JBCが始まって以来、3種のレースいずれでも地方馬が勝ったことはありませんでした。また、この勝利が現在まで唯一の地方馬の勝利となっていること考えると、いかに凄いことだったか分かりますよね。
 
そんな白熱の地方競馬JBCの舞台が、来年2018年は中央競馬の京都競馬場に! このニュースを聞いたとき、私は「?」で頭の中がいっぱいになり、最初は「地方競馬の祭典なのに…」とショックも少しありましたが、そこで地方馬の優勝なんてことになったら…と、考えていくうちに抵抗感が取れて、だんだん楽しみになってきました。これは、今まで地方競馬に関心のなかった中央競馬ファンを取り込むチャンスでもあります。少し気の早い話ですが、来年のJBCが待ち遠しいです。
 
今週は、新たな挑戦に向けて動き出した『JBC』を紹介します。
 
レースの予想にも興味を持ってくださった方は、私のブログYouTubeもチェックしてくださいね!
 

■今週の調教予想

 
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    この記事をまとめると…

  • ファン歴10年の競馬アイドル・天童なこが、競馬の魅力やロマンをわかりやすく紹介
  • 今週は、新たな挑戦に向けて動き出した『JBC』について!
  • 地方競馬のお祭りデーが、2018年は中央競馬主催に
この記事を書いたライター
天童なこ(てんどう・なこ)
競馬ファン歴10年の競馬アイドル。好きな馬は「ライスシャワー」「ダイワスカーレット」「ネフェルメモリー」。Twitter「@tendonako」で検索! 3月25日(土)JCOMテレビ「笑福亭鶴光の オールナイトニッポンTV@J:COM」22:00~24:00OA
         

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