01
 
犬や猫といったペットは、いまや“飼う”対象ではなく、“共に暮らす”家族となり、そこにかける費用は増加傾向にあるという。そこで、アイペット損害保険株式会社が、犬・猫(以下、ペット)飼育者を対象に「ペット関連支出」に関するアンケート調査を実施した。
 

■最高額は220万円!

 
2016年にペット関連支出があった飼育者に、その支出額を聞いた。犬では「5~10万円未満」が29.7%、「5万円未満」が29.0%だったのに対し、猫では「5万円未満」が圧倒的に多く43.3%という結果に。さらに、犬では20万円以上支出があった人も9.5%と1割近くいたが、猫では5.4%と約半数に留まっており、全体的に犬の方がお金がかかるようだ。また、ペット関連でかかった1世帯あたりの金額を項目別に聞いたところ(※)、中央値は「治療費」と「フード・おやつ代」がそれぞれ3万円、「ペットと利用する施設料」は2万円だった。最低金額は、「治療費」と「フード・おやつ代」が各500円、「施設料」は200円だったが、最高金額は「治療費」で220万円にも上った。
 

■予想以上にかかった費用

 
想定以上にかかった支出は?
 
当初の想定以上に費用がかかった項目を聞いたところ、「治療費」をあげる飼い主が非常に多く、犬・猫共に4割以上に。具体的な理由としては、「予想外の入院を伴う病気にかかったから」(59歳、男性、猫)、「誤飲の手術をしたため」(42歳、女性、犬)などがあがった。ワクチンなどの「予防費」がかかったという声も多く、犬・猫共に2位にランクイン。「治療費」と合わせると、健康関連の項目はいずれのペットでも6割以上になった。また、犬の3位、猫の2位タイになった「フード・おやつ代」をあげた人からは、「意外と何でも食べるわけではなく、しっかり食べさせるためには好みのものを選ぶ必要がある」(46歳、女性、猫)、「食欲旺盛な子だった」(57歳、男性、犬)といったコメントが寄せられた。
 

■年齢と共に支出が増え…

 
今年のペット関連支出の見通しを聞いたところ、最も多かったのは「変わらなさそう」(58.1%)、次いで「増えそう」(26.4%)となり、「減りそう」はわずか6.2%。「増えそう」と回答した人に具体的な項目を聞いたところ、トップは「治療費」(49.0%)、次いで「予防費」(21.7%)、「フード・おやつ代」(14.5)となり、やはり健康関連が多かった。ペットの年齢が上がると共に、病気など必要なケアが増えることが主な理由のようだ。「フード・おやつ代」に関しては、より良いものを食べさせたいという意見が目立ち、ペットの家族化が進むにつれて、与える食べ物への関心も高まっていることがうかがえる。
 
大切なペットが病気になったら…人間のような公的保険制度がない動物では、治療に高額な費用がかかることも珍しくない。食べ物に気を配るのも大切だが、ペット専用の保険に入るなど、もしもの場合にしっかり備えておきたいものだ。
 
※世帯ごとのため、多頭の可能性あり
 
 
◇ ◇ ◇
 
【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート調査
対象:全国の犬・猫の飼育者755人(犬飼育者:489人、猫飼育者266人)
調査実施日:2016年12月21日
 
<お知らせ>
◆「WB(ダブルビー)」サービス終了について

    この記事をまとめると…

  • 2016年にペットにかかった支出は、猫より犬の方が多い
  • 想定以上に費用がかかったもの1位は「治療費」
  • 今年増えそうな支出1位は「治療費」。フードへの関心も高い
この記事を書いたライター
樋口(WB編集部)
京都府出身。報道の撮影畑を経て、紆余曲折の末「WB編集部」に行きつく。
         

この記事にコメントする