【第19回『らーめん改』】

らーめん 改
 

■『いつ樹』グループ出身の新鋭

鯛・エビ・銀ダラなど、様々な魚介系食材でラーメン業界に旋風を巻き起こしてきた『麺屋いつ樹』グループ。そこで腕を磨いた方が蔵前に新しくお店を出したというので早速訪問。
 
 

■Homemade noodleを掲げる自家製麺

らーめん 改午後1時過ぎだというのに数人の待ち客。お年寄りからサラリーマン、学生と見られる若い方まで客層は広い印象。看板には「Homemade noodle」を掲げ自家製麺をアピール。他「Salt Noodle」や「Soy beans」など、浅草に近い場所柄外国人に対応した表記も時世にマッチしている。
 

 

■貝の旨味が爆発するシェルラーメン

コンセプトは「貝」。複数の貝を使用
そして今回注目のコンセプトは「貝」。大量の貝類と説明書きにある通り、複数の貝を使用しているようだ。期待に胸をふくらましいざスープをいただくと、これでもかと押し寄せる貝の風味・芳香に圧倒される。和食で言うところのアサリの酒蒸しやしじみ汁とは一線を画すいい意味での荒々しさ。そしてそれを包み込むしっかりと炊き込まれた動物系スープの深み。昨今「シェルラーメン」なる貝出汁のラーメンが流行りつつあるが、それらと比較してもこちらのラーメンからは圧倒的なインパクトを感じる。
 
 

■規格外の極太麺は唯一無二

対照的に、やさしく味付けされた筍や、ワカメ・三つ葉がしっかりと和を演出し、肉厚のチャーシューがこの一杯がラーメンであることを主張。自慢の自家製麺はラーメンとしては規格外の極太麺で、咀嚼するほどに小麦の甘味が増し強めの貝出汁をしっかりと受け止める。
 
チャート
 
 

■シェル系のブームを予感

煮干ラーメンのカリスマ『伊藤』が2004年王子神谷駅に開業した当初、秋田発の荒々しい煮干ラーメンが東京で受け入れられるか疑問視されたが、今ではミシュランガイド掲載を始め煮干ラーメンブームを牽引し東京は煮干ラーメン激戦区に。この『らーめん改』の貝ラーメンはその時を彷彿させるほどに衝撃的でクオリティの高さが印象に残る。今年も「シェルラーメン」の動きに要注目だ。
 
 
◇ ◇ ◇
 
【らーめん改】
住所:東京都台東区蔵前4-20-10
電話:03-3864-6055
営業:11:00~15:00/17:30~21:00頃(スープ売り切れ次第終了)
定休:未定
Twitter:https://twitter.com/ra_menkai
Facebook:https://www.facebook.com/kainoodles/
 

    この記事をまとめると…

  • 『麺屋いつ樹』グループで腕を磨いた新鋭が蔵前に新店をオープン
  • 「貝」がコンセプトでスープは貝の風味・芳香、自慢の自家製麺はラーメンとしては規格外の極太麺
  • 煮干ラーメンブームを彷彿させる、「シェルラーメン」の動きに要注目
この記事を書いたライター
石山勇人(いしやま・はやと)
ラーメン研究家。食べ歩いたラーメン店は6000軒を超え、今なお1日2軒のペースでラーメン店をリサーチ&取材に明け暮れる毎日。『王様のブランチ』の出演をはじめ、テレビ番組への出演、企画協力多数。
         

シェル系が新たなブームに?/ラーメン街道”について1件のコメント

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