新年度から新しい職場に、という人も多いだろう。中には期待と共に不安を抱えている人もいるのでは? 与信管理サービスを提供するリスクモンスター株式会社が、20~49歳の男女を対象に「仕事・会社に対する満足度調査」を実施した。
 

■「勤め続けたい」が7割を超える年収は

勤続意欲は? 
仕事・会社に対する勤続意欲を聞いたところ、「今後も勤め続けたい」(65.3%)が「勤め続けたくない」(34.7%)を倍近く上回った。男女別で見ると、「勤め続けたい」と回答した男性は71.0%だったのに対し、女性は59.7%と、男女で大きな差が。年代別では、年齢が上がるにつれて勤続意欲が高まる傾向が見られた。さらに、年収別で「勤め続けたい」人の割合を見ると、年収「300万円未満」では55.1%、「300~500万円未満」では62.5%、「500~800万円未満」では76.1%、「800万円以上」では76.9%となり、収入の高さが勤続意欲に大きな影響を与えるようだ。また、「勤め続けたい」と答えた人にその理由を複数回答で聞くと、「職場環境が良いから」(49.5%)がトップに。反対に、勤め続けたくない理由のトップは「給料が低いから」(43.8%)だった。
 

■上の年代ほど評価に不満

評価の感じ方 
自身の仕事ぶりが、会社から適正に評価されていると感じるか質問したところ、「評価されていると思う」と回答した人は全体の53.8%で「評価されていないと思う」(46.2%)をわずかに上回り、男女差はほとんどなかった。年代別で見ると、年齢が上がるにつれて「評価されていない」と不満を持っている人が増加。年齢と共に責任は重くなるのに評価が見合っていない、と感じている人が多いのかもしれない。年収との関係性では、年収「300万円未満」では「評価されている」が46.3%と半数を下回り、「300~500万円未満」では10ポイント近く高い55.8%となった。また、勤続意欲と評価の感じ方を合わせて見てみると、「評価されている」と感じている人では勤続意欲が79.9%と非常に高かったのに対し、「評価されていない」では48.4%と半数以下に。自身の頑張りが収入にも反映し、会社から評価されていると実感が持てると、「ここで働き続けたい」という意欲が高まるようだ。
 

■4人に1人が「うちはブラック企業」

勤務先はブラック企業? 
自身の勤務先がブラック企業だと思うか聞いたところ、26.5%が「ブラック企業だと思う」と回答。「ホワイト企業だと思う」(73.5%)を大きく下回る結果ではあったが、4人に1人がブラック企業だと感じている状況は、多いとも言えるだろう。「ブラック企業だと思う」と回答した人に、その理由を複数回答で聞くと、1位は「サービス残業が多い」(48.4%)、2位は「有給休暇を取得できない」(37.1%)、3位は「社内のハラスメント行為が多い」(25.8%)だった。
 
しかし、それほど辛い環境で働いているにもかかわらず、勤続について47.8%と約半数が「勤め続けたい」と回答。年収別に見ると、「300万円未満」では39.0%、「300~500万円未満」では44.3%、「500~800万円未満」では61.1%となり、「800万円以上」になると48.5%に下がった。収入によって勤続意欲が変化する傾向があり、収入の高さが労働環境の悪さをカバーしているのかもしれない。
 
給与の高さも含め、会社から評価されていると実感できることが勤続意欲に繋がっているようだ。ただ、どんなに高い金額を支払っていても、サービス残業を強制したり有給休暇を取らせない企業は、その時点でアウト。今の勤め先の環境に疑問や不満がある人は、場合によっては専門家や行政の窓口に相談するなど、我慢せずに改善をはかってほしい。
 
 
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【調査概要】
調査方法:インターネット調査
対象:全国の20~49歳の男女600人
期間:2017年1月28日~1月29日
 
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    この記事をまとめると…

  • 年収500万円以上の勤続意欲は7割超、300万円未満と大差
  • 仕事を評価されていると感じている人の8割が勤続意欲あり
  • 4人に1人が自身の勤める会社はブラック企業と回答
この記事を書いたライター
難波(WB編集部)
カープファン歴40年。脚本家との二足のワラジスト。
         

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