【第53回『高松宮記念』】

01
 
今週末は、中央競馬で今年2つ目となるGIレース『高松宮記念』です。やっぱりGIは盛り上がり方が違いますね! 出走馬が確定する前からワクワクしちゃいます。
 
高松宮記念は、1200mの短距離で争われる、春の“スプリント王者”を決める一戦。この栄誉あるタイトルを獲ろうと、毎年強者スプリンターたちがそろい、白熱のレースが繰り広げられます。そんな中、初めて挑戦した1200mで、王者のタイトルを獲得した“珍名”の馬がいるんです。今日は、2006年の高松宮記念で大活躍を見せた、ユニークな名前の馬をご紹介します。
 
 

■オレハマッテルゼ

 
面白い名前の馬がいると、クスっとさせられ、応援したい気持ちになりますが、重賞を勝つというイメージがなかなかないのが実際のところです。そんなジンクスを吹き飛ばし、競馬ファンに強烈な印象を与えたのが「オレハマッテルゼ」! 名付け親は、個性的な馬名を付けることで知られている馬主の小田切有一さん。石原裕次郎の映画『俺は待ってるぜ』に由来しているそうですが、「俺、ハマってるぜ」とも読め、小田切さんも2通りの読み方を認めているんだそうです。オレハマッテルゼは、2003年のデビューから4戦目で初勝利。その後、芝で勝ったり負けたりを繰り返していましたが、出走するレースの距離を短くすると成績は上位で安定し、クラス分けの最上位であるオープンクラスへ昇級します。そして2005年、初めて出走した重賞レースGII『京王杯スプリングカップ』で2着と大健闘! 続いて『安田記念』でGI初出走を果たしますが、そこでは残念ながら11着と惨敗してしまいました。その後、休養を挟み出走した『キャピタルステークス』では勝ちますが、翌年2006年の『東京新聞杯』では2着、『阪急杯』では3着と、あと一歩というレースが続きました。ただ、この2戦を通して、騎乗していた柴田善臣騎手は「短距離でも大丈夫」と判断。陣営もその進言を受け入れ、運命の高松宮記念へ出走することになるのです。
 
オレハマッテルゼが初めて臨んだGIで勝利!
 

■ギリギリでつかんだ勝利

 
2006年3月26日、高松宮記念レース当日の単勝オッズは4番人気でした。レースではスタートも良く、先頭集団の後続に付け、流れに乗ります。快速自慢の集団は、直線になっても固まったまま。一足先に「プリサイスマシーン」が抜け出し、このまま押し切るかと思ったところ…満を持してオレハマッテルゼが馬群を縫って出てきます。最後の最後に「ラインクラフト」が追い上げ、クビ差まで迫ったところでゴール! ひやひやしましたが、見事オレハマッテルゼが勝利を収めました。オレハマッテルゼにとって初めてのGI制覇でしたが、調教師の音無秀孝さんにとっても初、馬主の小田切さんは21年ぶり、鞍上の柴田騎手は6年ぶりのGI勝利で、陣営にとって最高の日となりました。
 
さて、今年の高松宮記念は、かなりの混戦模様! どの馬が勝ってもおかしくない面白いレースになりそうです。今年はどの馬が勝つのか、新たなスプリント王者の誕生が楽しみです。
 
今週は、『高松宮記念』を紹介します
 
レースの予想にも興味を持ってくださった方は、私のブログYouTubeもチェックしてくださいね!
 

■今週の調教予想

 
<イチオシ記事>
◆ナリタブライアン、伝説レースの感動物語
◆地方競馬の祭典が中央に乗っ取られる!?
◆地方の意地見せ…海外GIを制した名馬
◆名馬の死と仔の勝利、競馬ジンクスに鳥肌
◆GIも制覇! 史上最高額を稼いだ砂の王者
 

    この記事をまとめると…

  • ファン歴10年の競馬アイドル・天童なこが、競馬の魅力やロマンをわかりやすく紹介
  • 今週は、2006年に開催されたGIレース『高松宮記念』
  • “珍名馬”オレハマッテルゼが初めて臨んだGIで勝利!
この記事を書いたライター
天童なこ(てんどう・なこ)
競馬ファン歴10年の競馬アイドル。好きな馬は「ライスシャワー」「ダイワスカーレット」「ネフェルメモリー」。Twitter「@tendonako」で検索! 3月25日(土)JCOMテレビ「笑福亭鶴光の オールナイトニッポンTV@J:COM」22:00~24:00OA
         

この記事にコメントする

     
関連記事  
   
Pick up!