一連の“まとめサイト問題”を受け、3月13日にIT大手のDeNAが記者会見を開き、膨大な数の記事で著作権法や医療法などに違反する可能性があることが明らかになった。今、インターネット上にあふれる情報の信頼性が揺らいでいる。そこで、サンケイリビング新聞社が運営するマーケティングデータサイト「くらしHOW研究所」が、「リビング新聞」「シティリビング」読者の女性を対象に「Webからの情報収集」に関する調査を実施した。騒動を通し、女性たちのWebメディアへの向き合い方に変化はあったのだろうか?
  

■まとめサイト問題とは

まとめサイトとは、「キュレーションサイト」とも呼ばれ、インターネット上の様々な情報を収集しテーマごとにまとめたWebサイトを指す。問題の発端は、DeNAが運営していた医療・美容関連のまとめサイト「WELQ(ウェルク)」にて、他サイトからの文章・写真の無断転載や、根拠に乏しい情報の掲載などを指摘されたこと。批判の高まりを受け、DeNAは運営していた10のまとめサイトをすべて非公開にしたほか、他社が運営するまとめサイトでも同様の指摘がなされ、社会問題に発展した。
 

■事件後の変化

情報サイトの検索に変化? 
まとめサイト問題について、「知っている」と回答したのは35.1%。そのうち、インターネット上の記事の信頼度や、自身の情報検索の仕方に変化があったかについて、44.1%が「変化があった」と答えた。
具体的な変化は?
具体的な変化を複数回答で聞いたところ、約8割が「検索上位に表示されていても、むやみに信用しないようにと思った」(77.7%)と答え、「医療情報などは専門サイトから得るようにしたいと思った」(50.3%)も半数に上った。
  

■本当に信頼できる? 参考にする判断ポイント

健康・医療情報が欲しいと思ったとき、インターネットを利用するか聞いたところ、「よく利用する」(55.4%)と「たまに利用する」(37.2%)を合わせると9割以上に。便利さゆえにほとんどの人が利用していることが分かったが、その情報が信頼できるかどうか、何を基準にして判断しているのだろうか? 「参考にできる」と判断するポイントを複数回答で聞いたところ、トップは「記事内容の質の高さ」(67.2%)、次いで「医療専門家が書いている」(60.1%)、さらに、まとめサイトの場合は「情報の出どころがしっかしている」(32.7%)が続き、信頼できる人や情報源が明らかであることが重視されているようだ。
 
インターネットは便利だが、間違った情報や個人の感想レベルのものも混じっているのが現実。これからの時代は、情報の真偽を自分でしっかり見極める術を身につける必要があるだろう。また、健康など専門的な見地が必要な事柄については、ネット情報だけで決めつけず、必ず医師をはじめ専門家に直接相談することも忘れないでほしい。
 
 
◇ ◇ ◇
 
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
対象:「リビングWeb」「シティリビングWeb」を利用する女性1131人(平均年齢42.2歳)
期間:2016年12月14日~18日
 
 
<お知らせ>
◆「WB(ダブルビー)」サービス終了について

 

    この記事をまとめると…

  • くらしHOW研究所が女性を対象に「Webからの情報収集」に関する調査を実施した
  • まとめサイト問題を経て、約8割が「検索上位に表示されていても、むやみに信用しないようにと思った」と回答
  • サイト情報の参考にする基準、7割が「記事内容の質の高さ」と回答
この記事を書いたライター
難波(WB編集部)
カープファン歴40年。脚本家との二足のワラジスト。
         

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