春バテの実態と対処法
 
朝晩の気温差はもちろん、数日の間の寒暖差などの影響で起こる「春バテ」。女性が知っておきたい健康の基礎知識などの情報を発信している「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」が、その原因と対策を解説している。
 
 

■春バテの実態と症状

激しい寒暖差や春特有の環境の変化(ストレス)などが原因となって、自律神経が乱れ、「だるい」「イライラ」「やる気がでない」などの症状が現れることを「春バテ」と呼んでいる。「昼間眠い」「目覚めが悪い」「夜眠れない」などの睡眠の不調があらわれるのも春バテ特有の症状といる。
 
(1)気象環境の変化
寒暖差が激しい春。それに対応するため、交感神経が優位になりっぱなしになり、相当量のエネルギーが消耗されるため、「疲れ」や「だるさ」を感じやすくなる。さらに、冬から春になりファッション面でも薄着になる機会が増え、身体が冷えやすくなり血のめぐりも悪くなる。また、移動性高気圧が次々にやってきて低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わるこの時期、自律神経の切り替えがうまくいかなくなってしまうほか、低気圧になると、血中の酸素濃度が下がり、昼でも眠くなったり、身体がだるくなったりする。
 
(2)生活環境の変化
卒入学や進学、転勤や異動による新生活、また育休後の復職など、春は自身や家族の生活が大きく変化する季節。知らず知らずのうちに緊張感やストレスが生じ、自律神経が乱れ、春バテになりやすくなる。ここに花粉症などの体質的要因が加わると、新生活によるストレスと花粉症によるストレスが重なり、精神的なダメージも受けやすくなる。
 
 

■予防と対策

自律神経は血管、汗腺、消化器や循環器など、身体中の全ての器官をコントロールする神経だ。この働きが乱れると、だるさや痛みなど、様々な身体の不調が起きてしまう。春バテの予防と対策は、この自律神経を整え、交感神経と副交感神経の切り替えを適正かつスムーズに行うようにすることだ。また、ストレスをためずにリラックスを心がけ、寒暖差を感じにくい生活をして、もしも冷えてしまったら身体を温めるようにする。
 
(1)着脱しやすい衣類を常備
厚手のものを身につけると、暑くても脱ぐことができず、汗がこもってかえって身体が冷えることも。かんたんに着脱できる薄手のシャツやカーディガンなどを重ね着すれば、暑さや寒さにこまめに対応できる。外出先ではストールなどを活用。
 
(2)肌に直接貼るタイプの温熱シートを常備
寒いと感じたらすぐに身体を温められるよう、ポーチなどに温熱シートを入れていつも携帯する。とくに蒸気を含んだ温熱を発するものは、熱が身体にじんわりと浸透し、身体の芯からぽかぽかに。
 
(3)目もとを温めてリラックス
蒸しタオルや蒸気が出るタイプのホットアイマスクなどで目もとを温めると、副交感神経が優位な状態に切り替わって全身がリラックスモードに。副交感神経が正常に働くようになれば血管が広がるため、身体が温まる、こりや痛みが和らぐなどの効果も期待できる。
 
(4)炭酸入浴で自律神経トレーニング
副交感神経の働きを優位にするには、38~40度程度のぬるめのお湯につかるのがおすすめ。炭酸ガス入りの入浴剤を使うとぬるめのお湯でも身体の芯まで温まり、身体がリラックスモードに。また、10~20分程度の炭酸入浴を4週間続けると、自律神経の働きがよくなることもわかっている。
 
(5)首もとを温めて快眠
首もとは、短時間で温かさを感じることができる「ホットポイント」。このホットポイントには副交感神経が優位な状態に切り替えて、リラックスできるスイッチがひそんでいる。就寝前に温熱シートなどで首もとを温めると、副交感神経が優位になり、身体はリラックスモードに。また、血めぐりがよくなって、温まってからしばらくたつと手足の先からほどよく放熱し、眠りに入りやすくなる。
 
上記を参考に、普段から対策を心掛けてほしい。
 
 
◇ ◇ ◇
 
【ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao】
URL:http://www.well-lab.jp/
監修:東京有明医療大学 教授 川嶋 朗先生
 
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    この記事をまとめると…

  • 朝晩の気温差や、数日の間の寒暖差などの影響で起こる「春バテ」
  • 自律神経が乱れ、「だるい」「イライラ」「やる気がでない」などの症状が現れる
  • 「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」が、その原因と対策を解説
この記事を書いたライター
渡辺(WB編集部)
北海道出身の30代。就職と同時に上京し、現在は2児の父親。
         

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