【第75回『家系総本山 吉村家』】

家系総本山 吉村家
 

■横浜家系ラーメンとは?

1974年開業の『吉村家』を元祖とし、神奈川県内をはじめ全国に広がる一大系統。長時間炊きこんだ豚骨スープ(鶏ガラ含む)に、たっぷりの鶏油(ちーゆ)を浮かべる独特のスタイル。味濃いめ、油多め、麺硬めなど自分好みにカスタマイズでき、具はのり3枚、ほうれん草、チャーシューが基本。
 
家系総本山 吉村家
 

■『酒井製麺』が家系の本流

麺は『酒井製麺』の太縮れ麺が本流で、『大橋製麺』『菅野製麺』『山田食品』など家系ラーメン用の麺を積極的に取り入れる製麺所は多い。今では『吉村家』店主・吉村実氏に始まる家系ラーメンを掲げるお店は全国数百店におよび、家系総本山の『吉村家』には毎日平均1500人以上が入るという盛況ぶりだ。
 
※『吉村家』認定の直系のお店は、『杉田家』(神奈川県横浜市磯子区)、『はじめ家』(富山県魚津市吉島)、『高松家』(香川県高松市屋島西町)、『厚木家』(神奈川県厚木市妻田東)、『上越家』(新潟県上越市下源入)の5軒。
 
 

■家系元祖『吉村家』

トラックの運転手から始まりラーメンショップを経て、家系総本山の『吉村家』を杉田に開業したのが40数年前。首都圏ではまだまだ濃厚系ラーメンが少ないなか、豚骨・鶏ガラを濃厚に炊いた家系ラーメンの元を作り上げた店主の吉村実氏。98年頃のTVで行列と白タオルを頭に巻いた店主が弟子に檄を飛ばしていたのを覚えている。
 
 

■煮豚ではなく焼き豚チャーシューが本家のこだわり

家系総本山 吉村家
99年、杉田から横浜駅の西口に移転。1店舗で1日平均1500杯以上を売り上げるという、今なお陰りが見えない人気を保っている。焼き豚にこだわるチャーシューや、緑色の行者ニンニク。また家系全般的に青磁の器を使用するのに対し『吉村家』は黒丼で提供。スープ濃度・カエシのキレ・麺のモチモチとした食感ともに、総本山と名乗るにふさわしいスペックを備えている。
 
家系総本山 吉村家
 
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【家系総本山 吉村家】
住所:神奈川県横浜市西区南幸2-12-6
電話:045-322-9988
営業:11:00~22:00
定休:月曜
URL:http://ieke1.com/
 
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    この記事をまとめると…

  • ラーメン研究家の石山勇人が、毎週オススメのお店を紹介
  • 今週は、1日平均1500杯以上を売り上げる『吉村家』を訪問
  • 横浜家系ラーメンの総本山と名乗るにふさわしいスペックを備えている
この記事を書いたライター
石山勇人(いしやま・はやと)
ラーメン研究家。食べ歩いたラーメン店は6000軒を超え、今なお1日2軒のペースでラーメン店をリサーチ&取材に明け暮れる毎日。『王様のブランチ』の出演をはじめ、テレビ番組への出演、企画協力多数。
         

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