来春大学を卒業する新卒者の就職活動がスタートしたが、3月は中途採用の募集が活発になる時期でもある。そこで、中途採用支援サイト「エン 人事のミカタ」が、2016年に中途採用を実施した企業の人事担当者を対象に中途採用の現状の調査を実施した。
 

■選考辞退が増加?

以前と比較して、選考辞退の発生数に変化があったか聞いたところ、47%の企業が「辞退が増えた」と回答し、「減った」はわずか3%だった。
選考辞退のタイミングは?
また、辞退が起きるタイミングについて複数回答で尋ねると、「面接過程の応募者による“選考中の辞退”」(58%)が最も多かったが、「内定者による“内定後の辞退”」(56%)、「面接当日の“ドタキャン辞退”」(55%)、「書類選考通過者による“面接前の辞退”」(52%)も同等に発生していた。企業側からは、「数年前に比べ、選考中でも躊躇なく辞退する人が多い」「辞退されてしまうと、選考を一からやり直さなければならず負担が大きい」など、選考辞退に対して困惑するコメントが寄せられた。
 

■辞退する理由は…

選考辞退の理由は? 
それでは、辞退者は何を理由に辞退を告げているのだろうか? 辞退理由を複数回答で聞いたところ、「他社で選考を通過した・内定を取得した」(79%)が圧倒的に多く、「希望する待遇・給与ではなかった」(23%)、「希望する仕事内容・条件ではなかった」(17%)などは少数だった。自由回答には、「複数社同時に選考を受けている応募者が多く、あっという間に辞退されてしまう」「他社と比較してどこが劣ったのか話してくれず、辞退になるケースが多い」といったコメントが寄せられた。長く続いた「買い手市場」から、現在は「売り手市場」となってきており、企業同士が優秀な人材確保のため、激しい競争を繰り広げているようだ。
 

■他社に差を…辞退対策に四苦八苦

選考辞退の対策は? 
選考辞退対策をしている企業はおよそ半数。具体的な対策を複数回答で聞くと、トップは「書類選考後、通過者への連絡を早くする」(87%)となり、次いで「面接日程を複数送り、選択できるようにする」(73%)だった。求職者に対するコンタクトを早め、速やかに面接を設定できるよう工夫をしている企業が多いようだ。また3位には「応募後に、今後の選考の流れやお礼をメールで送る」(52%)が続き、求職者に丁寧な対応を取ることで、他社との差別化を図る企業の必死の努力が垣間見えた。
 
企業側の苦労がよく分かる結果となったが、求職者の立場から見れば、複数の企業に応募し、待遇面や仕事内容を天秤にかけたいと思うのは当然のこと。ただ、“ドタキャン辞退”は企業側に負担をかけるだけではなく、非常に失礼なことでもあるので、辞退する際はマナーを忘れずにしたいものだ。
 
 
◇ ◇ ◇
 
【「中途採用における選考辞退」調査概要】
調査方法:インターネット調査
期間:2016年12月27日~2017年1月24日
対象:「エン 人事のミカタ」を利用している企業419社
 
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    この記事をまとめると…

  • 「面接当日の“ドタキャン辞退”」された企業は55%にものぼった
  • 選考辞退の理由、トップは「他社で選考を通過した・内定を取得した」(79%)だった
  • 企業側は「書類選考後、通過者への連絡を早くする」(87%)などの選考辞退対策を講じていた
この記事を書いたライター
難波(WB編集部)
カープファン歴40年。脚本家との二足のワラジスト。
         

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