【第66回『ラビング 愛という名前のふたり』】

ラビング 愛という名前のふたり
 
今週は、60年前の実話を映画化した『ラビング 愛という名前のふたり』を紹介します!


 

<あらすじ>

 
1958年、バージニア州。リチャード・ラビングは、恋人の黒人女性ミルドレッドの妊娠をきっかけに結婚を申し込む。当時のバージニア州において、異人種間の結婚は違法とされていた為、2人は法律で許されるワシントンD.C.で結婚した。
 
ラビング 愛という名前のふたり
 
その後地元に帰り、新婚生活をスタートさせるが、突然夜中に保安官が現れ逮捕されてしまう。彼らは離婚するか生まれ故郷を捨てるかという耐え難い選択を迫られ…。
 
ラビング 愛という名前のふたり
 


先日、行われた第89回アカデミー賞は、最後の作品賞発表でのアクシデントがニュースとなり、一般の観光客の方々へのサプライズも演出面の落ち度により、やや上滑りしていた感も拭えませんでした。しかし、授賞式全体を通せば僕は十分楽しめましたし、胸踊らされました。
 
そんな中、今回注目したいのがアカデミー主演女優賞。下馬評では『ラ・ラ・ランド』に出演したエマ・ストーンの受賞が硬いと言われていて、実際彼女がオスカーを獲得したのですが、その主演女優賞にノミネートされていたのが本作に出演しているミルドレッド役のルース・ネッガです。
 
彼女の夫を思い、全てを包み込む愛情と、全てを許そうとする慈悲に満ちた表情は素晴らしく、地に足のついた演技を見せつけられました。オスカー受賞は逃しましたが、ルース・ネッガに対する僕の評価が揺らぐ事はありません。
 
ラビング 愛という名前のふたり
 
白人と黒人の結婚という、現代では当たり前の事が当たり前ではなかった時代。そんな最中に妻であるミドルレッドに夫であるリチャードが「俺になにが出来る?」と問いかけるシーン。虐げられた環境を嘆くだけでなく、毅然と抗うという強い姿勢に感銘を受けました。
 
他人から何を言われようが自分の信念を貫き、1人の人間を愛し続けるという普遍的なラブ・ストーリーである本作を、是非劇場で体験してみて下さい。
 
 
◇ ◇ ◇
 
『ラビング 愛という名前のふたり』
3月3日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ株式会社
URL:http://gaga.ne.jp/loving/
 
(C)2016 Big Beach,LLC. All Rights Reserved.
 
<お知らせ>
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    この記事をまとめると…

  • 映画パーソナリティのコトブキツカサが、毎週オススメの作品を紹介
  • 今週は3月3日に公開される『ラビング 愛という名前のふたり』
  • 虐げられた環境を嘆くだけでなく、毅然と抗うという強い姿勢に感銘を受けた
この記事を書いたライター
コトブキツカサ
映画パーソナリティ。テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍中。映画の年間鑑賞数は500本!Twitter「@kotobukitsukasa」で検索!
         

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