18卒の採用情報の解禁日である3月1日(水)まで残りひと月を切った。前年から選考開始時期が2カ月前倒しとなり、今年の就職活動も短期決戦の様相である。明治大学恒例の「出陣式」の取材を通し、最新の就職活動の状況と変化をリポートする。

明治大学 出陣式
 

■今期の就活スケジュール

まず初めに2018年に卒業する学生たちの就活スケジュールをおさらいしておく。今年の就活解禁日は昨年に引き続き3月1日の12時。これをもって企業から採用情報が公開される。学生たちは、解禁と同時に企業へのエントリーが可能になる。そして、筆記試験や適正検査を経て、6月1日から採用選考(面接試験)が開始される。だが、これはあくまでも基本ルール。6月よりも前に内々定を出す企業も少なくない。面接試験をルール通りに6月上旬にスタートさせる企業はわずか3割程度。約7割の企業が6月までに面接を終了させ、約5割の企業が6月までに内々定を開始させている。出陣式内で就活セミナーを行った株式会社マイナビによれば、今年は昨年よりも早く企業が動きだしそうだという。就活が短期決戦となった今、就活解禁前の事前準備が就活を勝ち抜く鍵となりそうだ。
 
 

■企業側の変化

エントリーから採用までの期間が短くなったことで、企業側も変化をみせ始めている。大きく分けると以下の4点となる。
 
(1) インターンシップ活用の増加
インターンシップとは、学生が一定期間企業の中で研修生として働く就業体験制度のこと。上場企業(1000名以上)の実施率が50%を超え、参加する学生数も増加している。1人あたり(17卒)の平均参加社数は2.4社、3社以上の内定を貰った人に限ると平均3.4社に参加していた。インターンシップへの参加が必ずしも内定に繋がる訳ではないが、企業研究という意味を含めて参加する学生が多いようだ。
 
(2) リクルーター制の拡大
リクルーター制とは、現場の若手社員などがエントリーした学生たちに直接アプローチする制度。大手金融・メーカーなどを中心にリクルーター制を導入する企業が増えている。企業の若手社員がエントリーした学生と面談し、自社のアピールをしたり相談にのりながら内定承諾に結びつけている。
 
(3) OB・OGの懇談会の増加
大学のイベント等でOB・OGによる懇談会が盛んに設けられるようになってきた。懇談会では、同大学の先輩社員が後輩たちの質疑応答に気さく応じつつ、企業の魅力を伝える。学生たちにとっては、いち早く企業とつながりを持つことができる貴重な機会になっている。
 
(4) 研究内容・成績の重視
以前よりも企業が在学時の成績や研究内容を重視する傾向が顕著に。これまで企業は成績証明書の提出を、最終選考または内々定を出す時点で求めていた。しかし、現在は学生にあらかじめ成績を入力したデータを提出させ、「履修履歴面接」を行う企業が多くなっている。
 
募集開始から採用期間までの期間が短くなり、企業側も他社に遅れをとらぬよう、様々な取り組みを強化しているようだ。就職戦線は、企業側にとっても戦いといえそうだ。
 
 
さて、皆さんの現役時代と比べていかがだったろうか? 就活が始まれば、学生たちの緊張も次第に高まっていくだろう。周囲に就職活動を控える学生がいる大人たちは、温かい目で見守ってあげてほしい。
 
 
◇ ◇ ◇
 
【明治大学「出陣式~就職活動事前セミナー~」】
開催日:1月30日(月)
場所:明治大学駿河台キャンパス アカデミーホール
 
明治大学公式サイト
URL:http://www.meiji.ac.jp/
 
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    この記事をまとめると…

  • 1月30日に明治大学のキャンパスで就活生を激励する「出陣式」が行われた。
  • 18卒の就職活動も短期決戦の様相。
  • 就活期間の短期化によって、優秀な学生を獲得するために変化が見えてきた。
この記事を書いたライター
難波(WB編集部)
カープファン歴40年。脚本家との二足のワラジスト。
         

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