おにぎりに合うお米とは?
 
一般社団法人おにぎり協会が、デビューから10年以内の品種から注目の9品種を選定、「おにぎり向き」かを評価する「おにぎり食味会」を実施し、その評価結果を発表した。はたして結果は?
 
 

■「おにぎり食味会」概要

<エントリー銘柄>
おにぎり食味会「ゆめぴりか」(北海道/金賞ゆめぴりか)
「青天の霹靂」(青森県)
「銀河のしずく」(岩手県)
「つや姫」(山形県/鶴岡市井上農場)
「ふくまる」(茨城県)
「新之助」(新潟県)
「みずかがみ」(滋賀県)
「結びの神」(三重県)
「おいでまい」(香川県)
 
<実施方法>
すべての銘柄で同一炊飯器を使用。研ぎ回数、浸水時間、水分量、炊飯方法など、同一条件で炊飯。調理はすべて、同一人物。いずれも海苔なしの塩にぎり。「炊きたて・にぎりたて」の状態で7項目、「にぎってから4時間後」に「冷めて旨い」を採点。8項目の基準に対し、審査員3名が5点満点(各項目15点満点)で採点。計8項目で120点満点。
 
おにぎり食味会
 
<評価項目>
食味:甘み、旨味
食感:粒感
適度な硬さ:歯ざわり、歯ごたえ
ねばり:ねばり
のどごし:のどで感じる心地よさ
くちほどけ:上あごと舌など、口内で感じる心地よさ
包容力:具材との相性、相性の良い具材の幅
冷めて旨い:4時間後の食味全般
 
※「くちほどけ」「包容力」「冷めて旨い」の3項目は、おにぎりに特化した評価項目として特に重視
 
<参加者>
小池理雄氏(五ツ星お米マイスター 三代目小池精米店)
中村祐介氏(一般社団法人おにぎり協会代表理事)
清水むすび氏(一般社団法人おにぎり協会理事)
 
 

■おにぎりに合う3銘柄

最も評価が高かったのは山形県産「つや姫」(合計97点)で、この品種の特長でもある「粒感」(13点)や、おにぎりで重要な要素とされる「包容力」(14点)、「冷めて旨い」(11点)の3項目でトップ。その他の要素もすべて全体の2位評価と、全8項目においてバランスのよさが際立ち、トータル97点と極めて高い評価となった。「甘みの広がりは特筆もの。張りがあって粒の中身の味が分かる。米飯としては非常に食べ応えのある、力のある逸品である」(小池氏)や「粒感があって、おにぎりとして食べると食べごたえもあり、楽しめる」(中村氏)と、お米そのものが持つポテンシャルが高く評価されていた。
 
続いて評価が高かったのは、岩手県産「銀河のしずく」(合計91点)。「食感」(13点)、「適度な硬さ」(12点)、「のどごし」(13点)の3項目でトップとなり、「くちほどけ」「包容力」「冷めて旨い」の3項目でも2位となった。「口の中でぱらぱらとひと粒ひと粒が離脱する感じ。甘みもしっかりと伝わるのでおにぎりとして非常によい」(小池氏)と、ごはんの状態よりも、おにぎりにした時に力を発揮する銘柄として選ばれた。
 
3位は、北海道産「ゆめぴりか」(合計87点)。市場でも評価の高い「食味」(13点)、特徴的な「ねばり」(14点)、おにぎりで最も重要な「冷めて旨い」(11点)の3項目でトップとなり、「粘りがあるため包容力がある、冷めてからの甘みを強く感じる」(小池氏)や、「冷めてからも甘みがある」(中村氏)との声がある一方、「くちほどけしにくい」「個性的な銘柄ゆえ、おにぎりにすると好みが分かれる」といった意見があった。
 
3銘柄比較チャート
 
日本人のソウルフード・おにぎり。人それぞれ好みがあるので、上記も参考につつ、銘柄の違いを楽しむのも一興かもしれない。
 

◇ ◇ ◇
 
【一般社団法人おにぎり協会】
URL:http://www.onigiri-japan.com/
Twitter:http://www.twitter.com/OnigiriSociety
 
<お知らせ>
◆「WB(ダブルビー)」サービス終了について

    この記事をまとめると…

  • 一般社団法人おにぎり協会が、デビューから10年以内の品種から注目の9品種を選定、「おにぎり向き」かを評価する「おにぎり食味会」を実施し、評価結果を発表
  • エントリー銘柄は9種、評価は8項目
  • 最も評価が高かったのは山形県産「つや姫」、その他、2銘柄が高評価だった
この記事を書いたライター
渡辺(WB編集部)
北海道出身の30代。就職と同時に上京し、現在は2児の父親。
         

この記事にコメントする