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梅雨が明け気温が上がってくると、ゴキブリの活動が盛んになるのはご存知だろうか? ゴキブリの発生を最小限に抑えるには、今のうちに適切に対処しておくことが重要だ。そこで、暑い季節に向けた対策を、ライオン株式会社の“虫博士”こと亀崎宏樹氏に聞いた。
 

■ゴキブリの存在を簡単チェック

 
暑い季節は、ゴキブリと家の中で遭遇する確率が高まる。例えば、黒くて大きなクロゴキブリは、主に屋外で生活してるため、涼しい季節にはあまり家にいない。しかし、暑くなり活動が活発になることで、エサを探しに屋内に侵入してくるのだ。まずは、家の中にゴキブリが侵入していないか、調べてみよう。
 
クロゴキブリのローチスポット夜行性のゴキブリは、昼間は暗くて狭い場所に潜んでいる。隠れ場所の周辺にはフンの跡(ローチスポット)が残っているため、これを目印にチェックすると良い。家の中では、押入れに入っているダンボールや、キッチンの棚、引き出しの中、流しの下などで見つかることがある。

 
 

■カギは夜、効果的な対策は?

 
屋内でローチスポットを見つけた場合、そのまま放置するとゴキブリが増える危険性が。放置せずに、すぐに対処しよう。ポイントは、活動が活発になる夜に、餌になるものを放置しないこと。生ゴミは三角コーナーに残さず、寝る前に片付ける。ペットフードも、夜間は出しっぱなしにしないようにすると良い。また、置きっぱなしの段ボールにも注意が必要だ。ゴキブリは暗く、狭く、暖かいところを好むが、ダンボールはこの3つの条件を満たすことが多く、住処になってしまうことも。押し入れの奥にしまい込んだ段ボールも、夏の間に何回か開けて中を確認しよう。風を通すことで、ゴキブリはもちろんのこと、他の害虫対策にもなる。
 

■3mmの隙間でも入ってくる! 侵入を防ぐ3つのポイント

 
ローチスポットが見つからなかったからといって、安心してはいけない。あらゆる手段を使ってヤツは侵入してくるので、しっかりと対策をして阻止しよう。
 
<隙間をつくらない>
ライオンの実験では、小柄なチャバネゴキブリの成虫は、わずか3mmの隙間があれば侵入することがわかっている。これは、網戸の下にある隙間程度でも入れてしまうということ。全てを防ぐことは不可能だが、なるべく隙間をつくらないように心がけよう。
 
<カバンの中もチェック>
想像したくもないことだが、自分がゴキブリを運んでいる可能性もある。例えば、居酒屋などの飲食店で、椅子の下にカバンを置くことはないだろうか? 置いたカバンにゴキブリが侵入し、家に持ち帰ってしまうこともあるので、帰宅したら、カバンや壁にかけていた上着のポケットなどもチェックしよう。
 
<高層階も注意!>
高層マンションも油断大敵。ゴキブリは、人や荷物についてエレベーターで運ばれる場合もあり、高層階でも出現する。特に、風を通すために玄関のドアを開けっ放しにするのはNGだ。
 
侵入の可能性をゼロにすることはできないが、こまめなチェックと対策を心がけることで危険性を減らし、繁殖を防ぐことはできる。対策を万全にして、気持ちよく夏を迎えよう!
 
 
◇ ◇ ◇
 
【亀崎宏樹氏プロフィール】
ライオン株式会社の薬品第2研究所副主席研究員。通称“虫博士”。学生時代に応用昆虫学を専攻。以来、約30年間、ゴキブリやダニなどの害虫の生態や駆除剤の研究に携わる。殺虫剤ブランド『バルサン』の商品開発を担当。
 
<お知らせ>
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    この記事をまとめると…

  • ゴキブリの存在をローチスポットでチェック
  • 繁殖しないよう、生ゴミの処理など適切な対策を
  • 外からの侵入を防ぐことも大事
この記事を書いたライター
樋口(WB編集部)
京都府出身。報道の撮影畑を経て、紆余曲折の末「WB編集部」に行きつく。
         

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