【第33回『立川マシマシ 神田駅前店』】

立川マシマシ 神田駅前店
 

■ガッツリ・極太・ガーリック!三拍子そろったG系ラーメン

『ラーメン二郎』。ラーメン好きでなくても東京都内に住んでいれば一度は耳にしたことがあるであろう屋号と特徴的な黄色い看板。圧倒的なボリュームと豚・ニンニクというゴールデンコンビで行列を作る、都市伝説的なラーメン店だ。そしてその『ラーメン二郎』に触発され、同じガッツリ系のコンセプトのもとに創作を重ねるラーメン店を「二郎インスパイア系」、もしくはガッツリ・極太・ガーリックの頭文字をとり「G系」と呼ぶ。
 
 

■業界を震撼させる立川発信のG系ラーメン店

今回ご紹介するのは二郎インスパイア系の中でも特に勢いのある『立川マシマシ』。2014年立川に登場して以来こちらの神田駅前店で4店舗目となり、早くも人気を呼び行列を作っている。
 
 

■圧倒的なボリュームと豊富なトッピング

立川マシマシ 神田駅前店
『立川マシマシ』の凄さは本家『ラーメン二郎』に勝るとも劣らないボリュームと自由な発想のメニュー展開。ラーメン中で麺が茹で前300g。これだけで通常のラーメン店の2倍の麺量になるが、さらに野菜(茹でモヤシと少量のキャベツ)が山積みされる圧巻のビジュアル。とろけるチーズや魚粉・ニラキムチといった幅広いトッピングに、サイドメニューにはピリ辛ひき肉のスタミナ飯「マシライス」なるものまで存在する。
 
 

■旨味のつまった豚骨乳化スープに支持者急増

立川マシマシ 神田駅前店豚骨の旨味が溶け込んだとろみのある乳化スープは、甘めの醤油味がクセになるG系テッパンの味。オーション(二郎御用達の強力粉)で打たれた極太麺も、豪快かつ小麦の風味が豊かに香り、このスープにしてこの麺ありという絶妙なバランス。スープはこってりとしていながらもモヤシが中和するため意外と箸の進みが早い。肉厚のチャーシューもまさにG系のそれで、肉汁がしたたるジューシーな食感は至福の一言に尽きる。

 

 

■麺を豆腐に替える業界初の試み!?

立川マシマシ 神田駅前店そして「自由な発想」と言った最大の理由は『麺が豆腐』なるメニューの提供。おそらくG系で、いやラーメン業界で初となるであろう麺を豆腐に替える大胆な試みだ。ラーメン中で麺が300gと前述したが、こちらが豆腐1丁(茹で前350g)に変更されるというから驚きだ。提供されるときのビジュアルこそ同じだが、野菜の下から現れるのはまさに豆腐。濃厚なスープを真っ向から受け止め清涼感さえ感じる豆腐の寛容なキャパシティー。その相性の良さに、G系肉豆腐とも言うべき新ジャンルの登場さえ予感させる。

 

 

■群雄割拠のG系市場で頭一つ抜きん出る

立川マシマシ 神田駅前店今都内のラーメン事情を見るに、最も出店が多いのがこのG系と言っても過言ではない。だからこそ差別化が必要となり、お店のオリジナリティを出すのが重要になる。そんな中、群雄割拠のG系ジャンルで頭一つ抜きん出た感のある『立川マシマシ』。この神田駅前店はビルのリニューアルで6月に退店予定だが、立川本店を始め近くには御茶ノ水店があるのでG系ファンには是非訪れてほしい。

 

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【立川マシマシ 神田駅前店】
住所:東京都千代田区内神田3-8-10
電話:03-5297-8083
営業:11:30~15:00/17:00~LO22:30(土 11:00~15:00)
定休:日、祝
Twitter:https://twitter.com/TachikawaMashi2
 
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    この記事をまとめると…

  • ラーメン研究家の石山勇人が、毎週オススメのお店を紹介
  • 今週は、G系の中でも特に勢いのある『立川マシマシ』の神田駅前店をご紹介
  • 本家に勝るとも劣らないボリュームと自由な発想のメニューに新ジャンル登場の予感
この記事を書いたライター
石山勇人(いしやま・はやと)
ラーメン研究家。食べ歩いたラーメン店は6000軒を超え、今なお1日2軒のペースでラーメン店をリサーチ&取材に明け暮れる毎日。『王様のブランチ』の出演をはじめ、テレビ番組への出演、企画協力多数。
         

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